東芝が開発した人型ロボット「地平アイこ」が20日、日本橋三越本店(東京)に受付嬢として登場し、来店客をお出迎えした。

浴衣を着た地平アイこは、1階の受付で「ご来店いただき、誠にありがとうございます」とあいさつ。食品フロアの情報や店内で開催中のイベントについて、身ぶり手ぶりを交えながら話す姿に、来店客は足を止めて珍しそうに案内に耳を傾けた。

22日から5月5日までロボットなど東芝の最新技術を紹介するイベントに先立ってお披露目し、多くの客を呼び込みたい考えだ。

地平アイこは、人間に近い容姿や表情が特徴のロボット。名前は、地球、平和、アイデア、コミュニケーションのそれぞれの頭文字を合成した。東芝は、受付窓口や展示会の案内係のほか、福祉の現場など幅広い分野での活用を目指している。