財務省と厚生労働省は2018年度予算編成に反映する社会保障改革を巡る調整に入った。診療報酬改定では、薬剤師の調剤行為に支払う調剤報酬の大幅引き下げや、入院への診療報酬を厳しく算定するしくみに改めるのが柱。値段の割に治療効果の低い薬の価格下げについても18年度に制度化する方向。6年に1度の診療報酬と介護報酬の同時改定にあわせ、制度改革で社会保障の持続性を高める。

 

帝国経済興信所 社会部  上田(卓)