KDDIが、斬新な人事制度を矢継ぎ早に打ち出している。将来の経営を担う幹部候補生を次々と現場の業務から半年以上にわたって切り離し、英語の特訓や役員補佐を経験させて鍛え上げる。幹部候補生らが自身のカラを破り、スキルを高めたり、視野を広げたりすることを期待する。さらに全社の働き方改革として、退勤から翌朝の出勤までの「インターバル」に着目。欧州連合(EU)加盟国に義務付けられている制度に習い、最短でも11時間の休息時間を取るように促す新制度を打ち出している。