大手生命保険4社の平成27年度の運用計画が24日出そろい、各社とも外国債券での運用を増やす方針が鮮明になった。内外金利差や為替動向を注視しつつ、投資対象国の拡大などを図る。一方、日銀による大量の国債買い入れで低金利が継続するとの判断から、明治安田生命保険は国内債券での運用を減らす。

唯一、日本生命保険は国内債券を増やすが、「資金配分を抑制し、投入額も慎重に判断する」(運用担当者)方針だ。