4日に資本提携を発表したトヨタ自動車とマツダの株価の反応は分かれている。マツダの7日終値は1711円と報道前の3日に比べて4%強上昇した一方、トヨタの上昇率は2%弱にとどまっている。市場は電気自動車(EV)など次世代車の開発負担などでマツダのメリットが大きいと読んだからだ。だが、提携のもう一つの柱である米国の新工場の背景を読み解くと、苦戦する北米市場を建て直すために大きくシフトチェンジをするという。

帝国経済興信所  社会部  田中〈紘)