米フォード・モーターが22日、マツダ社長も経験したマーク・フィールズ氏を事実上解任し、子会社トップのジェームス・ハケット氏を最高経営責任者(CEO)に任命した。ハケット氏は米国でも知る人ぞ知る地味な経営者だが、実はシリコンバレーに太いパイプを持つ。人員削減による利益率改善とシリコンバレーシフトというフォードが向かう2つの方向性に合致した適任者を選んだようにも映る。