菅(すが)義偉(よしひで)官房長官は17日午前の記者会見で、日本政府が中国主導の「アジアインフラ投資銀行(AIIB)」への参加を見送る方針を固めたことに関し「AIIBは公正なガバナンス(統治)を確立することができるのか。債務の持続可能性を無視した貸し付けで他の債権者にも損害を与えることになるのではないか」と指摘し、「参加については慎重な立場だ」と説明した。